看護師
2023.02.24
国内研修2ヶ所目 島根県隠岐島前病院 ~国内離島研修で感じた離島の魅力~
対馬での離島研修を終え次の離島へやってきた。
島根県の隠岐島前病院だ。
隠岐島前病院を研修地に選んだ理由は、自身の出身県だったから。
そして、隠岐島前の地に降り立ったことがないことも理由の1つだった。
フェリーで約4時間30分揺られ島前の地に着いた。
最初の印象は、、
思っていた以上に何もない。え。。大丈夫かな。。
この地で過ごしていけるか少し不安になったのが第一印象だった。
しかし、研修終了後には、何もないからこそ人の温かみを存分に知ることができたと感じることができた。
隠岐島前病院は、入院から退院 さらに在宅までの関わりができる。
病棟が1つしかないため急性期の患者も慢性期の患者も終末期の患者もすべてこの病棟で看護する。
そのため担当患者の入院から退院まで自身の目で手で看ることができる。
また離島ならではあり、これも魅力の1つになる訪問看護を病院内で行なっている。
島には訪問看護ステーションなどはない。
島前病院では外来のナースが、退院患者で訪問看護が必要な方の自宅へ向かい看護を行う。
この病院が島の看護、医療を支えていることがよくわかる。
自分の担当した患者が退院後自宅でどう生活しているのか、上手く生活できているのだろうか、不安なことはないだろうかと思ったことはありませんか。。
隠岐島前病院で働くことでその思いが少し解消されるかもしれせん。
私はその1人だった。
また隠岐は、日本海にあるので特に魚介類が美味しい。
同僚から、魚やイカをよく頂く。捌かれていないそのままの形で。。
最初はもらっても捌けないからな。。と思っていたが、あの美味しさを知ったら捌かないわけにはいかない。そんな気持ちにさせられる美味しさ。
捌きかたがわからない人は、周りの誰かが教えてくれる。
声をかけるのが恥ずかしい人や来たばかりで、どうしたらいいかわからない人はぜひYOU TUBEを。今の時代はYOU TUBEを開けば一発で魚もイカも捌きかたを説明してくれる動画が沢山上がっている。騙されたと思ってぜひ、隠岐の魚を自身で捌いて食べて欲しい。
隠岐の魅力はまだまだある。
決して出身県だからこんなにアピールしているわけではない。
ですがぜひ、研修地の候補の1つとしてもしくは見学病院の1つとしてぜひ訪れて見てください。
離島僻地はその土地で唯一の病院であることも多く、また病棟数も都会の総合病院のように専門の科ごとにわかれておらず、急性期・慢性期、外科・内科を含む混合病棟がほとんど。専門医師が常駐していない病院も多々ある。
そこで働く看護師は、設備などのハード面、マンパワーなどのソフト面、ともに限られた環境で活動するため、総合力が高くなっている。
また、一人一人の生活背景などを考えつつ向き合っての対応を実施するためコミュニケーション能力などもより高くなる。
住民の持てる力を引き出しどのように活用していくのかどうすれば島での生活を維持できるか 地域に根差したスキルと地域ごとに工夫された解決策でさまざまな医療スタッフと共に考えていくことができた。
私は、この1年間の離島研修を通して様々な学びを得ることができた。この経験を活かして、また次の地でも頑張っていきたい。