看護師
2024.05.30
1人では活動できない、1人では生きていけない。さまざまな人との新しい出会い 〜ラオスミッションを終えて〜
私は普段、カンボジアで活動しています。
5月9日から5月21日まで、甲状腺ミッションのためラオスに行っていました。
(病棟にてみんなで記念撮影)
カンボジアとの違いや、ラオスでの国や政治、行政など含めた問題、活動の違いなども知ることができました。
たくさん色々と学んだことや感じたことがある中で、1人の人間として、自分自身も含めて活動できること、人生に対して焦点を当てて今回、私が感じたことをお話ししたいと思います。
まずは、1人では活動できないということです。
カンボジアに来て約半年が経ちました。日本での被災地支援も含め、色々な経験をさせていただきました。カンボジアでの活動も決して1人では活動できません。
色々な方が関わり活動することができています。
ラオスで活動するのもラオスに行くまでに、日程の調整や、ビザの申請、航空券の手配など私がラオスで活動できるように支えてくれている人たちがたくさんいます。
また、ラオスでの事業のためにラオス政府や、活動地であるウドムサイ病院との調整などもラオスで活動するためには必要なことです。
甲状腺ミッションでは、甲状腺学会の日本人医師をお招きしています。日本人医師とのミーティングや、日程の調整、患者情報の提供も、もちろん活動する上では必要なことです。
また、患者が手術できるように心電図やレントゲン、採血などの検査をしますが、その結果をまとめることも大切な仕事です。
このように甲状腺ミッションと言っても日本の先生が来て手術をするだけではなく、それまでには色々な人が関わり、みんなで準備し、チームとして活動しているということを強く感じました。
(前日ミーティング)
ジャパンハートは寄付金で成り立っています。
このようにサポートしていただいている皆さんがいることでも、この活動は成り立っています。
ラオス事業部の人と一緒にラオスで活動するにあたり、マネジメントしてくれる人、ドライバーの人含め、その他にもたくさんの人が活動中にもそれぞれの役割を果たしていました。
甲状腺ミッションが終わった後も事務所でカルテ整理や、物品整理など、また次回の患者のフォローアップも含めて活動後も次回に継続して、できるようにさまざまな人が活動しています。それぞれ役割や職種、人種も違いますが、みんな共通する思いは一緒なのかなと感じました。
それは全て患者のため、幸せ、笑顔のためなのかなと思いました。
活動も含めて、自分の人生と当てはめた時に、自分も含めて1人では生きていけないし、誰かしら何かの形で支えられて、支えて生きているのだと感じました。
(病棟にて家族も一緒に入院)
誰かに支えられ、自分も誰かの人生の役に立つ、支えられるそんな人間でありたいし、一回きりの人生、そういった人生でありたいと思いました。
今回ラオスで出会った全ての人に刺激を受け、今回、関わってくださった方たちに感謝の気持ちでいっぱいです。貴重な時間を過ごすことができました。
自分自身、今回の経験を経験で終わらせず、何らかの形でこの活動をサポートできたらと思います。
(みんなで夕食)
根釜 宏平