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【災害支援・対策(iER)】カンボジアでの災害支援海外訓練に参加して
今回、カンボジアでの災害支援海外訓練という設定のもと、現地の子ども達を対象とした健康診断活動を行いました。普段の医療環境とは異なり、限られた物資や人員の中で活動することを前提としており、災害時に必要となる判断力や対応力を実践的に学ぶ貴重な機会となりました。
訓練では、まず支援活動の拠点作りから始まりました。災害時には、安全性や衛生環境などを総合的に判断しながら拠点を決定する必要があります。実際に現地で活動してみると、日本のように設備が整っているわけではなく、限られた環境の中でいかに効率よく空間を使い、健康診断を進めるかを考えなければなりませんでした。物品が不足している中で工夫しながら活動する難しさと重要性を実感しました。
健康診断では、子ども達の身長・体重測定やバイタルの確認、問診などを行いました。言語や文化の違いがある中で、ジェスチャーや通訳さんを通してコミュニケーションを取る必要があり、相手に安心感を与える姿勢の大切さを学びました。また、限られた時間の中でも一人ひとりの状態を丁寧に観察し、小さな異変を見逃さないことが大事だと思いました。子ども達は緊張しながらも笑顔で接してくれ、その純粋な表情に私自身も癒され、励まされました。
とりわけ、最後に汗だくになりながら子ども達と追いかけたシャボン玉はかけがえのない思い出となりました。言葉が十分に通じなくても、笑顔や優しさは相手に伝わると感じました。

一方で、普段は麻酔科医として周術期管理を中心に携わっており、災害医療は専門分野とは異なる部分も多いため、自分の力不足を感じる場面もありました。
限られた物資の中で優先順位を考えながら行動する難しさを実感し、災害医療に必要な知識や対応力をさらに身につけていきたいという意欲にも繋がりました。
今回の訓練を通して、災害支援活動は単に医療行為を行うだけではなく、限られた環境下で人々の生活や安全を支える総合的な支援であることを理解しました。また、自分に出来る事を考え、チームの一員として動くことの大切さについて改めて考える機会となりました。

最後に、このような貴重な経験ができたのは、事前準備から現地での運営まで支えてくださった企画スタッフおよび現地スタッフの皆様のおかげです。多くの学びを得ながら安心して訓練に参加することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
iER登録ボランティア 大崎真美
