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【災害支援・対策(iER)】カンボジアでの災害支援海外訓練に参加して
今回iER災害支援海外訓練に参加させていただいた理由は2つあります。1つは、たまたま年末にテレビを見ていたら、できたばかりのジャパンハートのアジア小児医療センターが取り上げられており、一度見学してみたいと思っていたこと。もう1つは、国際協力の現場で経験を積める場を探していたタイミングだったことです。どのような国でも災害や紛争のリスクがある今、初動で役に立てる緊急支援体制はなくてはならない存在です。普段は中小企業診断士として主に企業や自治体の方々と仕事をさせていただくことが多く、医療は自分や家族が病院にお世話になる時くらいしか接点がありません。しかし、支援の現場で非医療従事者が調整員として活躍されているのを見聞きし、いつか自分も現場で役に立ちたいと思うようになっていました。そんな折に、ジャパンハートからのメールマガジンで医療センターの見学もできる今回の訓練のことを知り、申し込みに至りました。
3日間の訓練は、地方の小学校の屋根が暴風で飛ばされたという想定で、子どもたちに健康診断を実施するというものです。当日初めてお会いする方々と業務を進めること、現地スタッフの方とも連携して訓練を実施すること、初めての場所でかつ設備が整っていない中でモバイル診療の場を整えること、などを実際に動きながら学び、臨機応変に動くことの難しさや環境が厳しい中で動く大変さを実感しました(とにかく暑かった!)。私が参加したクールでは医師、看護師、薬剤師といった医療従事者の方々が多く、間近で業務を遂行する流れを見ることが初めてということもあり、改めてそれぞれの専門家しかできない重要な役割があることがわかりました。災害の現場などでは特に心強い存在であるに違いありません。同時に非医療従事者である調整員もまた、専門家の方々が現場で活動できるためになくてはならない存在で、調整員のあり方や働きぶりによって現場の動きや医療提供の質や効率が大きく変わることをスタッフの方に教えていただきました。

実際の訓練に入る前に、旧スラム、トゥールスレン、キリングフィールドを丁寧なガイドの方のもと回ることができたのも大変勉強になりました。過去ニュースで見た出来事が生々しい現実のものとして入ってくるとともに、今日の医療不足などにもつながっていることを知りました。
新しくできたアジア小児医療センターは、緊急支援時の出発拠点でもありながら、長期的に現地医療に貢献する場所になっています。地域の病院とも連携し医療の向上を図っていくこのセンターは、一番に子どもたちが来たくなる病院に、ということで、子ども目線の気持ちが和らぐ仕掛けがされているのもよくわかりました。新しくできたばかりで現地でも知らない方もおられたので、訓練前後の移動中に出会った現地の方々には、子どもの病気やケガでこまったことがあったら利用してね、と宣伝して回りました。
今回私は全員の方と初対面での活動でしたが、普段から災害支援の場で活躍されている方、カンボジアの子どもたちと関わられている方、日本で数年仕事を経験したのちにジャパンハートの理念に共感しここで活動したいと頑張って入られたというカンボジア人スタッフの方など、志の高い皆さんに刺激を受けながら一緒に活動できたことは、3日間という短い期間ながらも私の財産になりました。

ジャパンハートのiER(災害支援・対策事業)は日本国内でも積極的に活動しているので、これを機にボランティア登録できればと考えています。今後も国内外の多くの方々と活動できることを願っています。
iER登録ボランティア 山本利映
