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【災害支援・対策(iER)】カンボジアでの災害支援海外訓練と地域交流を通して
2026年4月26日から、3日間のiER海外訓練に参加しました。本研修では、国内参加者や現地スタッフの方々と協働しながら、災害時を想定した医療拠点開設訓練と、設営した拠点での健康診断活動を経験しました。
初日は、訓練の打ち合わせに先立って、スラム地域の訪問とプノンペンの歴史施設の見学を行いました。午前中に訪れた「JLMM プテア・コマ(子どもの家) 」では、教育や就労支援など、地域に根ざした活動についてお話を伺いました。現地の子どもたちと交流する時間もあり、突然始まった鬼ごっこで一緒になって走り回る中で、子どもたちの明るい笑顔が印象に残りました。一方で、午後に訪問したトゥールスレン虐殺博物館では、笑顔の消えた子どもたちの写真資料を見ることになりました。展示を通して、カンボジアが経験した歴史を知り、同じ時代を生きた人々や子どもたちに思いを巡らせる時間となりました。
夕方からはジャパンハートアジア小児医療センター(ACMC)にて、現地スタッフの方々と翌日以降の活動について打ち合わせを行いました。暴風災害発生後のiERチーム派遣を想定して、使用可能な資器材を確認しながら導線やスケジュールを検討し、こちらで作成した案についてクマエスタッフの方々から経験を踏まえた修正案をいただきながら活動計画を作成しました。また、「健康診断」に対する認識について、こちらの想定と現地での “Medical Checkup” のイメージに違いがあり、通訳の方にも協力いただきながらディスカッションを行いました。完全な一致には至りませんでしたが、その状況で実施可能な方法を模索しながら活動を進めました。さらに、健康診断の進め方や文化的背景に配慮した診察方法について現地医師から助言をいただき、地域性を踏まえた問診や対応を学びました。
訓練は、これまで継続的な支援活動が行われているプレイクラー小学校で実施されました。ジャパンハートチームと学校側との信頼関係がすでに築かれている環境であったため、実際の災害現場と比較すると、活動しやすい条件が整っていたのだと思います。その一方で、実際の災害時には、初対面の方々と協力しながら、限られた時間の中で現地の方々との信頼関係を築いていく必要があります。今回の経験を通して、その難しさと重要性について考える機会となりました。

私は現在、初期臨床研修医(専門研修前)として勤務しており、まだ経験や知識の面で至らない部分が多くありましたが、その中でも自分にできる役割で活動に参加させていただきました。今回の研修を通して得た学びを今後の診療や災害医療活動につなげ、日本でも引き続き研鑽しながら、継続的に活動に関わっていきたいです。大変貴重な経験をさせていただきまして、心より感謝しております。
iER登録ボランティア K.I
