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【災害支援・対策(iER)】カンボジアでの災害支援海外訓練に参加して~メディカルチームとしてできること~
私は、ジャパンハートメディカルチームの看護師として2026年2月よりカンボジアで活動しています。
メディカルチームに参加する1年前にiERに登録していたことや、現在の活動地であるカンボジアで研修があることを知り今回参加を決めました。私は第2クールとして2026年5月5~7日の3日間活動させていただきました。
1日目
初日はカンボジアの歴史を学ぶツアーがありました。
トゥール・スレンやキリングフィールドを訪問し、ポルポト政権下の悲惨な時代を肌身で感じ、暗黒な歴史を背負いながらも「今」を懸命に生きるカンボジア人の強さを改めて実感しました。
またJLMMが運営するマザーズセンターではスラムに暮らす子どもたちや女性に対して教育や健康、就労など多方面から支援を行っていました。特に教育提供のために学童の様な活動を行っており、定員を超える参加希望があるため待機している子ども達もいるとのこと。そのお話を受けて、カンボジア全体で考えた時には想像をはるかに超える人数の子どもたちが労働に従事していたり、安全で健康的な生活が困難な環境下にいるのではないのかなと思いました。だからこそ、自らそのような環境に出向きどのような支援が本当に必要なのかを知り考えていくことが大切だと改めて学びました。
2~3日目
2日目と3日目は小学校での健康診断を行いました。
現地での活動内容はカンボジア郊外で災害が発生したことを想定した小学校での仮設診療所の設営、小学生へのヘルスチェックの実施というものでした。
今回歯科医師の方の参加もあり、通常の問診・身体測定に加え、簡易的な歯科検診も行いました。
2日間で10歳から15歳の子ども165人を対象に行ったところ、そのうち135人と約8割の子どもたちが虫歯を罹患していました。同行した現地スタッフと話し合ったところ、乳歯は生え変わるから治療しない・病院が遠いなどに加えて親世代は出稼ぎに行くためおじいちゃん・おばあちゃんが子どもの世話をすることが多く、しかしその世代は貧しい時代を生きてきた背景からたくさん食べられることに重きを置き、歯科衛生に対する知識や意識の不足していることが理由として挙げられました。
また、急激な経済成長とともに海外からの輸入品も増加し虫歯に繋がっているのではないかという意見もありました。実際、訪問した小学校でも始業前にジュースやお菓子を片手に駆け回る子どもたちも多くみられました。


活動を通して
3日間の活動を通して、まだまだ健康に対する意識や知識の不足、医療の届いていない現状を知ることができました。
また、訪問先では、ぜひジャパンハートの子ども病院も利用したいという声もあり、
私たちの病院や活動を知ってもらうためにもそうですが、疾患の早期発見や予防の目的としても定期的なヘルスチェックや健康教育の重要性を実感しました。
そのため、保健指導という分野にも今後視野を広げて活動していけたらなと思いました。
特に、災害時は人的・物的リソースが不足する中でその場の状況に応じながらニーズに応えていく必要があるため、対応力や柔軟性をより強化していくことが今後の課題だと感じました。災害医療やメディカルチームとしての活動にも貢献できるよう日々邁進して行きたいと思います。
メディカルチーム看護師 杉山みな子
