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ジャパンハート【災害支援・対策(iER)】初めて被災地に赴いて(2026年9月熊本地震)

はじめて災害医療支援の現場に赴きました。発災から1ヵ月ほど経ち、急性期を過ぎたフェーズでした。初日は、ちょうど太田郷コミュニティセンターから撤収の日に立ち会わせていただきました。撤収の時は、避難所の住民の方々、避難所運営の方々、皆さんが外に出て見送りをしてくださいました。中には、涙を流されているスタッフの方や住民の方もおられて、ジャパンハートがとても大きな存在であったのだということが感じられました。ジャパンハートのスタッフも、最後の最後の時間まで、住民の方に関わり、本当に良い関係を築かれていると思いました。発災直後からずっとそばに寄りそうということが、本当に住民の方々の支えになっていたのだと思います。

翌日からは鏡コミュニティセンターでの活動に参加させていただきました。実際の活動で感じたことがあります。

まずは、避難所は居住空間であるという大前提のもとに活動するということです。

病院内で、各部屋を訪室するのとは、全く違うものだということを感じました。あくまで住居であり、こちらの都合で勝手にお伺いするのも失礼であるし、かといって住民の方の状態をキャッチする必要もあります。こちらは医療を受けてほしいと思っているのに、相手は受けたくないと思っていたり。病院であれば、医療を受けにきている方々なので、医療を提供することに抵抗は無いし、相手方もそうです。こちらが必要であると思うことと、相手が必要だと思うことの齟齬があり、難しさを感じました。

もう一つは、関わる側の姿勢です。「施しはいらない、心に寄り添ってほしい」と、ある住民の方がこう言われました。

一日一日が目まぐるしく変わり、いろいろな方が交代で関わっている状況下で、関係者で情報を共有していくことは必要であり、合同のミーティングなどでその努力がなされていますが、気をつけなければ、住民の方が置いていかれてしまうことがあると、多くの場面で感じました。いつから何が始まる、この使い方が変わる、などなど、小さなことですが主体は住民の方ということを忘れてはいけないと思います。運営側が共有していても、住民の方に伝わっていないなど、あくまで住民の方の居住地であり、その方たちに、細やかな説明や気配りは大切だと感じました。目まぐるしく変わるなかで、大変なことだけれど、とても大事なことだと思います。避難生活が長くなり、先が見えないなかで、不安も大きくなり、住民を中心に置く姿勢をもった支援が必要なのだと感じました。

ジャパンハート【災害支援・対策(iER)】初めて被災地に赴いて(2026年9月熊本地震)

今回の活動で、自分があまりにも知らないということを思い知らされ、今まで経験したことがないことを多く経験させていただき、考えさせられることがたくさんありました。災害はないに越したことはありませんが、もし機会がありましたら、また携わりたいと思います。

 

iERボランティア 看護師 Y.A