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【災害支援・対策(iER)】2026年熊本地震 活動レポート
ジャパンハート災害ボランティアに登録して以来、今回の熊本地震は初めての災害現場での活動となりました。
東日本大震災のときは現役の大学入試後期試験の前日であり、リアルタイムでテレビの映像を見ていました。2016年の熊本震災時は宮崎で実習生活を送っており、2024年の能登震災時は休職中で何もできない思いを味わいました。
ジャパンハートのボランティア登録以来、いつ発生するかわからない災害に対して即応できる体制を何となく整えつつ、備えをするように心がけていました。しかし、仕事のお休みをいただくことや、普段担っている役割を他の人に任せてくるなど、実際に活動日程を決めるまでには時間がかかってしまいました。まずは活動に参加できたこと、周りの多くのサポートを得られたことに感謝したいと思います。
私は発災 14 日目に現地入りしました。事前に現場の情報を得るため、参加が決まってからはできるだけ定例ミーティングに参加するようにしました。わかる範囲で私自身の備えをしていきたいとも思ったからです。備えあれば憂いなしという言葉がありますが、心身の備えにやりすぎというものはないのかもしれません。
現地入りして私が最初に感じたことは非常に整っているという印象でした。それは急性期から現地入りしたメンバーの尽力により、必要に応じて急性期医療や他チームとの連携が行われ、断水や物資不足などの問題を抱えながらも避難所の生活環境が安定化されていたからです。現場リーダーがリハビリ職経験者だったこともプラスに作用したのかもしれません。チーム活動ではありますが、個々人のポテンシャルが最大限に発揮されるのがジャパンハートを通した活動のよい側面だったと感じています。
現地活動中、医師としての私がいなければならなかったという事態はほぼありませんでした。私が現地入りしたタイミングはそういうフェーズでした。今後は医師ではなく看護師の存在が不可欠です。看て護る看護が介護にならないよう、避難所内での転倒予防やフレイル予防など多岐に渡る健康支援が行われていますし、それらは継続して必要なことだと思います。
予防医療には、病気にならないための健康づくり(一次予防)、健診・検診など検査機器を用いた疾患の早期発見・早期治療(二次予防)、病気やけがの後の重症化予防やリハビリテーション(三次予防)など幅広い内容があります。ジャパンハートのように避難所の常駐支援に入ることで、予防医療の中でもとりわけ一次予防に力が入っている点は先進的な取り組みであると感じています。今後もこのような支援と、人々に備わっているレジリエンスが相まって、たとえ災害が起きても被災者や支援者それぞれの人生が輝き続けられるような社会であることを願っています。

医師 Y.O.
iERでは災害時に一緒に活動していただけるボランティアを募集しております。
説明会等も実施しておりますので、ぜひご確認ください!
▸ https://japanvolunteer.org/event/2026aw-ier-training
