参加者の声

長期・短期ボランティアや研修に参加されたみなさまの声をお届けします。

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2019.08.04

百聞は一見に如かず

カンボジア短期ボランティア活動に参加している森本珠莉です。

私は大学の看護学部1年生として日々過ごしています。
“どこにでもいる大学生がどうしてカンボジアでボランティアに参加しているのか?”
と聞かれることがあるので、参加を迷っている大学生の背中を押せることも願いつつ、この記事を書いています。

私は、もともと国際協力に興味がありましたが、一度も東南アジアに行ったことがありませんでした。“怖くないかな。”“危険だよな。”と自分に言い訳をしつつ、足を運ばない一方的な支援(募金、物資支援など)のみを行っていました。
しかし時間は有限!!どんどんやりたいことは出てくるのに、やらずに過ごしていたらもったいない。と思い、看護学生×国際協力で検索し、見つけたジャパンハートでの短期ボランティアに参加することにしました。

ジャパンハートの病院にボランティアに来て感じたことは
「カンボジア人みんな微笑むなぁ~。」
目があったら、ニコッとしてくれます(^ ^)子供だけじゃなく、大人も。おばあちゃんもおにいさんも。その笑顔にどれだけ心が癒されただろうか。
その笑顔を見られただけでもカンボジアに来てよかったと心から思います。

初日は、クメール語(カンボジアの言語)と日本語と英語が飛び交う状況に頭と体がついていくので精一杯でしたが、2日3日経つとようやく全体の要領が分かってきました。ここの病院で働いている人はみんな心が優しいです。本当に優しくて明るい現場なので安心してくださいね。

看護師 医療 ボランティア ジャパンハート

ヘルニアの人の手術後のケアをしたり、糖尿病で壊死した足の指を切断した患者さんの傷口のケアをしたり…日本とは違い、物資が足りない中で行うケアは私が今後やりたい国際医療の分野では絶対に学んでおかないといけないことだと思いました。他にも、手術の様子を少し見せてもらい、赤ちゃんを産んだばかりのお母さんのバイタルを測らせてもらいました。

看護師 医療 ボランティア ジャパンハート

「スゥースゥー」これは、クメール語で「頑張って」という意味らしいです。この言葉とありがとうの意味を持つ「オークン」の二つの単語とジェスチャーを駆使して、たくさんの患者さんとコミュニケーションをとることができました。仲良くなった患者さんに「アリガト。」と言われたときは本当に嬉しくて嬉しくて感動しました。あぁ、カンボジア来てよかった。

カンボジアに来て、暑さと日本シックを感じさせないくらいに言葉にできないたくさんの学びと経験、幸せな気分をいただくことができました。ここで働いている人たちもすごく面白い経歴の持ち主ばかりでたくさんの刺激がもらえます。ここに来たら、日本人にもカンボジア人にもどんどんコミュニケーションをとらないともったいないです。

私は5日間の経験を通して、もっと深く国際医療について学びたいと思いました。今度は、看護師の免許と経験を積んでからジャパンハートに参加します。
ここでの経験はネットやテレビを見るだけじゃ伝わりません。「百聞は一見に如かず」です。
ぜひ、みなさんも自分の新しい世界を広げるためにも参加してみるといいと思います。

オークン!!!

短期ボランティア 看護学部1年 森本 珠莉