看護師
2023.04.12
自分を知るために~国内研修で学んだこと~
新庄徳洲会病院にきて5ヶ月
赴任当初は初めての土地でどのような生活が待っているのか不安が強かったことを覚えています。赴任前は、職場を1ヶ月半ほど離れていたため、その影響か早く患者さんと関わりたいという思いもあったと思います。
少しずつ病棟スタッフの方々とも関係性を築き、
ここを離れる日が近づいていることに寂しさを感じます。
最近は「いつ帰るの?」と聞かれることが多く、実感が湧いてきました。
冬の新庄を経験できたことはとても貴重でした。
スタッフや患者さんとの関係性作りで最近感じたことは、
覚えた方言を少し交えてみると、とても嬉しそうな反応があることです。
これは、海外でも通じるかもしれませんが、現地の言葉を使って話かけることで相手の反応が違うことがあります。
笑ってくれたり急にぐっと距離が近くなることがあります。
海外の方が頑張って日本語を使っている姿を見るとどこか嬉しいですよね。そのことと似ているのかなと思いました。
相手を知りたい、話したいという思いをどう表現するのかそれぞれあるかもしれません。
表現についてこの国内研修で学んだことがあります。
私は自分の思いを表現することが苦手でした。
この研修中にも、看護師をやめたいとふと思ってしまったことがありました。
どうしてそのような気持ちになったのか、
自分でも分からずとても辛かったことを覚えています。
その時に、ひたすら自分の気持ちに「なぜ?」を問いながら書き出すことを行いました。
そうすると最終的に自分が看護の中で大切にしていることが出てきました。
自分は、看護の中で大切にしている部分を発揮できないとそのような気持ちになるんだと、初めは自分でも見えなかったのですが、同期やジャパンハートスタッフの方から客観的に評価していただき、気づくことができました。
とてもスッキリした気持ちで区切りをつけることができました。
次のステップとしてそしたら看護の中で大切にしていることをどうしたら発揮できるのか。
違う視点で見ることができました。
今までの自分だったら、このような行動はしなかったと思います。
そして、もやもやした気持ちを抱えながら時間が過ぎるのを待っていたと思います。
今回このような気づきがあったことは大きな成長ですし、ネガティブな感情はもしかしたら自分の軸に繋がるものかもしれない。これもまた新しい自分の発見です。
そしてこの先また落ち込んだことがあったら立ち止まって気持ちを整理していきたいです。
国内研修も終盤に入り、海外研修に向けて準備を始めています。
あと残りの1ヶ月、新庄徳洲会病院、病棟、地域で学んだことを少しでも還元できるように1日1日を大切に過ごしていきたいです。
60期 Y.Y.