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国際医療の現場で活躍するメディカルチームの看護師・助産師・医師・コメディカルたちが
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看護師

2023.05.17

国内研修で学んだこと

長崎県対馬病院に来てあっという間の3か月。

島入り当初は生まれ育った土地を出て一人暮らしができるのか不安でした。
自分の助産師としての技術やアセスメント力に自信がなく、それが表情や言葉に出ているような周りを不安にさせる状況で勤務が開始となりました。

国内研修で学んだこと

来てみてまず思ったことは、対馬病院が島唯一の出産ができる病院ということで、島の助産師一人一人のアセスメント力と技術力がとても高く、1人目2人目の出産を取り上げているということもあり、患者さんと顔見知りの人が多い分、外来や病棟でも患者さんの笑顔であふれている空間がありました。

初めはほとんどなかった自信もそのような環境で外来を担当したり、分娩介助をしたり、病棟で患者さんと関わったりして、島の患者さんや助産師さんの温かい空気に包まれていくうちに、段々と助産師としての自信がついてきました。
ただ、まだ‘何をするにも医師の指示のもと行動すること‘という考え方が自分の戒めになり、「確認しないと行動してはいけないんだ。」という考えが一瞬よぎることで行動するタイミングが遅くなってしまうことがあります。‘患者さんのことを考えて、根拠を踏まえたうえで行動するなら報告より先に動かないといけないこともある‘
島の助産師さんに言われて、自分の中でジレンマが生じている感覚もありました。
今は、そのジレンマと戦い、少しずつ打ち勝てるようになってきました。
カンボジアに行ったらいつも医師がいるわけではなく、自分で考えないといけない。そのような環境に行くのに、人に考えてもらっていてどうするんだと自分を叱責しながら日々過ごしています。

初めは、焦ってしまい、わたわたしながら分娩介助を終えました。「悔しい、患者さんの反応やいきむタイミング、状況、何も見ることができなかった。安全にお産は終了したけれど、本当に患者さんの心に残るお産だったのか。声掛けはしていたが、バースプラン通りにできたのか。」と後悔したことを鮮明に思い出せます。
そこからバースレビューを分娩介助毎に行い、どうであったかを聞くことで、自分がどのタイミングで何に焦っていたのかを冷静に考え直し、次につなげていくことができました。
「ありがとう。ぜひ次の子もあなたにお願いしたい。」その言葉と新生児のかわいい寝顔で胸がいっぱいになりました。
このような状況を作ることができたのも、一緒に対馬に来ている仲間に相談したり、島の助産師さんに相談することができたからです。
また、外来でも、妊娠しているが上の子がまだ授乳している人と初めて会い、どうやって卒乳するかを勉強して伝えたりと、今まで経験したことがない患者さんも見ることができました。

島をあちこち巡ることが自分の落ちた気持ちを回復させる方法だと気づき、一人いろいろな自然を旅しました。
魚はもちろん、どこに行ってもご飯がおいしい、海はきれい、人も温かい、最高の環境でのびのびと自分と向き合うことができています。
病院の人たちと霊峰に登山に出かけたり、充実した日々を過ごしています。

国内研修で学んだこと

国内研修で学んだこと

国内研修で学んだこと

まだ3か月 もうあと3か月。
そこで島を離れて日本を離れて 海外へ
ドキドキワクワクする気持ちと、まだまだこの島で吸収できることを吸収しつくしてから次のステップへ進みたい 少しの不安と楽しさと気持ちは前に向きつつあるけれど、不安もあり…。
あと3か月、今できる最高のパフォーマンスをここで成し遂げて、対馬の患者さんに届けられるように頑張ります!

c.

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