メディカルチーム医療者ブログ

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看護師

2024.10.24

ラオス国立子ども病院でのフィールドワークを終えて

ラオスでは国立子ども病院と協力して「小児固形腫瘍がん周手術期技術移転プロジェクト」を進めています。今回は国立子ども病院でのフィールドワークと報告会について、お伝えしたいと思います。

ジャパンハート メディカルチーム 看護師

◆ラオス国立子ども病院でのフィールドワークについて
今回は子ども病院を5日間訪問し、5つの部署を見学しました。
各部署の実態や業務プロセスを可視化し、課題抽出を行なったうえで、プロジェクトの具体的な活動計画策定に繋げることを目的としました。
また、このプロジェクトでは、互いに理解し合い、協力することが重要です。日本とラオスでは文化や環境が異なるので、まずはスタッフ同士がお互いを理解し合うことも目的の一つとして、フィールドワークを行いました。

ジャパンハート メディカルチーム 看護師

訪問中、子ども病院のスタッフたちが患者やその家族に真摯に向き合っている様子に感動しました。
また、忙しい中でもスタッフ同士が協力している姿が印象的でした。この経験を通じて、子ども病院のことやスタッフの皆さんの志に触れることができました。

◆ラオス国立子ども病院での報告会について
スライドを使用し、ラオス国立子ども病院のスタッフに対して、報告会を行いました。
内容としては主に以下の5つについて発表を行いました。

・ジャパンハートについて
・小児プロジエクトの紹介
・各部署見学・雰囲気
・子ども病院に対して感じたことや印象
・今後の予定・看護師に対しての勉強会

ジャパンハート メディカルチーム 看護師

フィールドワークに対して、私たちがどのような視点で見学を行ったのか、子ども病院での患者の一連の流れに沿って、運用システムや現場で働いている医療者を中心にリサーチを行ったことをお伝えしました。
また、見学を踏まえての課題や、今後についてお話しさせていただきました。

ジャパンハート メディカルチーム 看護師

◆フィールドワークを終えて
今回、1週間ラオス国立子ども病院を訪問し、少し関係性が築けたかなと感じました。
最終的には、子ども病院のスタッフが主体となって進めていくことになります。継続して行うためには、私たちの自己満足や考えを押し付けるのではなく、常に相手の立場になって考えることが大切です。
現場のニーズや意見を聞きながら、私たちができることを考え、子ども病院と一緒に作り上げていくことが重要だと改めて感じました。

プロジェクトはまだ始まったばかりで、課題もありますが、私たちにできることは何か、現地のニーズに合った方法は何かを考え、これからもラオス国立子ども病院と力を合わせて取り組んでいきたいと思います。

看護師
根釜 宏平

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