医師
2024.11.01
11年越しの夢を叶える
皆さん、初めまして‼︎
初期研修を終了後、メディカルチームの医師として7月よりカンボジアにあるジャパンハートこども医療センターで活動中の、入澤里桜です。
メディカルチームの一員として、ジャパンハートこども医療センターでの活動についてや日々の出来事を綴っていきたいと思います、よろしくお願いします。
第1回目の今日は、私がなぜジャパンハートの活動に参加したかをお話しさせてください。
一言で言うと私が医師を志したきっかけがジャパンハートだからです。
私はもともと国際協力に興味があり、高校1年生の時に、ジャパンハートのミャンマーでのスタディツアーに参加しました。
その時に、医療は病気を治療するだけでなく、患者さんのその後の人生を変えること、医療が届ける幸せを実感する出来事がありました。
私もそんな仕事がしたいと思い、文系志望から一念発起して医学部を受験することにしました。
高校生の私には、ガーゼを作ったり、掃除をしたり、患者さんと話すことしかできませんでしたが、現地の人はあたたかく受け入れてくれました。
その人たちは医療を必要としている人達で、今は何もできないけれど、将来、必ず医師となりここに戻ってこようと思い、「医師になり、必ずここに戻ってきます」 と 11年前、ミャンマーのワチェ病院の屋上で私は宣言しました。
まさか本当に叶うとは思っていませんでしたが、こうしてジャパンハートの活動に参加できているのを嬉しく思います。
医学生の時にも短期ボランティアとしてミャンマーに行きました。
また、初期研修先の小児外科医師が定期的にカンボジアでの手術ミッションに参加している方だったので、初期研修医の時に一緒にカンボジアでの短期ボランティアに参加しました。
その時に偶然、医師3年目で長期ボランティア医師として働いていた先輩医師と出会うことができ、初期研修後に長期ボランティアとしてカンボジアに来るという選択が私の中で現実的になりました。
同期は専攻医に進む中、レールを外れることと、知識も技術も未熟な医師3年目で参加するのは、もちろん不安もありましたが一歩を踏み出してみました。
このタイミングで実際に現地を見て、たくさんの人と出会い、様々なことを考えて、医師を志した理由をもう一度確かめるために日々奮闘していきたいと思います。
医師
入澤 里桜