2018.10.19
自分が行けなければなかった笑顔もある
▼参加して得たもの、苦労したことを教えてください。
見学だけで終わりたくはないという思いもあり、技術もない身で何か手伝えることはないか仕事はないかと探す時間は少し辛く感じました。しかしそのような中で、自分よりも若い現地スタッフの方に「これをした方が良いですか?」と尋ねたところ、「自分たちはできることをしているだけです」と返されてしまい、はっとさせられ、自分が行きたかったから来たのだと初心にかえることができました。
ボランティアなのだから自分がしたいことをして、それが結果的に誰かのためになったら自分が幸せである、というのは私が日本でボランティアするときに大切にしていることで、それは海外でも同じなのだから肩に力を入れなくても良いのだと、国際支援のハードルを自分の中で下げられたことは大きな収穫だったと感じます。
また、自分より若いスタッフさん達が頑張っていることや、それに対して自分の道で頑張れば良いと言葉をかけていただいたことは、学業への良い刺激となっています。ボランティアの方々の話を聞いて損得に拘らず色んなことに挑戦してみようという気持ちになったことで、今まで踏み出せなかった一歩を多く踏み出せているように思います。ボランティアの医師として働いている方のお話を聞いて自分の進路を具体的に考えるようになりました。なにより、自分が単なる夢か目標として憧れていた海外での支援活動を実際に行なっている人たちが本当に格好良く感じ、きっと自分も同じようになろうと決意を新たにできました。
▼参加前のイメージと実際との違いはありましたか。
ある程度させていただけることが決まっていてその中から自分がやりたいことをさせていただくものだと思っていましたが、実際は自由度がとても高くどんな活動をしても良かったという印象を受けました。
▼今後の参加者へのアドバイスと、参加を迷われている方へ一言お願いします。
活動へ参加する前の準備は多く必要で不安も沢山ありましたが、帰ってきてから活動への参加を後悔したことは一瞬もありません。
役に立つ立たないで言えば、専門技術の何もない学生の身で大して役に立たなかったのは確かだと思いますが、それでも自分が行かなければなかった笑顔もあると思います。
参加期間:2018/8/7~8/10