2019.10.16
今後の方向性が見えてきました。
▼参加して得たもの、苦労したことを教えてください。
ワッチェでの活動は3日間だけでしたが、かなり濃い経験ができました。
私は数年前から『海外で慈善活動がしたい』という思いがありましたが具体的にどういう分野でどうやって関わっていきたいのか?ということに何となくのイメージは浮かんでも、『これ!』という答えを出せずにいました。ですが、今回のワッチェでの活動を通して、今後取り組みたいことの方向性が見えてきました。この気付きがあったことが、今回の短期ボランティアを通して得た最大の収穫ではないかと感じています。
また、患者さんがより安心して医療を受けられる環境作りと医療者の方が能力を活かしてより高いパフォーマンスを出せるように一つ一つの処置や医療に集中できる環境作りをサポートしていきたいという思いがボランティア参加前からもありました。実際にワッチェ慈善病院で患者さんと接したり、限られた医療環境の中での看護師さんやドクターの働く姿をみて、途上国での医療の大切さや人の命を救うことに携わる仕事の尊さを感じました。どんな仕事(分野)でもニーズはあるというお話をして頂いて、私でも貢献できることがありそうだなというイメージを持てたこともすごく大きかったです。
今回のボランティア参加を通して、本当にやりたいことに時間を使いたい気持ちも大きくなり仕事との付き合い方を見直すきっかけも得ることができました。
▼苦労したことについて。
朝から深夜まで続いた手術ミッションの中で、その日その日で自分の気持ちを整えることが出来なかった点が大変でした。要領よく時間配分を考えたり、オンオフを切り替えながら一息つくことができなかったことが少しキツかったです。
▼参加前のイメージと実際との違いはありましたか。
参加前は非医療者なので、一歩引いて見学させてもらう程度なのかなと思っていましたが、オペ室にまで入れて頂いて、患者さんのフォローや手術前後の準備や片づけなどを始め、間近で手術を見させて頂いたりと結構踏み込んで参加できたことが参加前のイメージと違いました。
また、途上国の厳しい環境の中で、できる最大限の医療に本気で取り組んでいる団体だと認識していましたが、ワッチェの病院を体感してみたら、想像以上にキレイごとじゃない世界でした。参加前に考えていた以上にいい経験をさせて頂けました。
▼今後の参加者へのアドバイスと、参加を迷われている方へ一言お願いします。
吉岡先生のお言葉で『行動しないと何も変わらない。行動するから成長できる。』というようなことをお茶会でも何かの動画でもお話されていましたが、本当にその通りだと思います。
ボランティアに参加してみて、いい経験だったと感じられても自分が期待していた経験ができなくても、それがその体験を通した答えとなり、今後のご自身の人生の糧になると思いますので、時間と旅費が確保できるならば、気負いせずに飛び込んでみてください。
(※黄色のTシャツを着ているのが瀬倉さん)
瀬倉 亜衣子 様
(9/25~9/27 手術活動に参加)一般