参加者の声

長期・短期ボランティアや研修に参加されたみなさまの声をお届けします。

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2020.02.28

改めて意識した、患者さんfirstの診療活動。

▼参加して得たもの

このボランティア活動を通して気付いたことはハングリー精神が自分に足りていないということです。カンボジアは発展途上国であり、CTなど精密検査の設備は不十分で、薬や手術道具なども同様です。その中で診断・最適の治療に結びつくようにエコーなど既存の道具で診断をつけ、限りある物資で治療を行います。
それを可能にしているのは、現地のスタッフの患者さんのことを第一に考えての弛まない努力です。日本では病院にもよりますが、設備や資源が豊富であり自分自身どこか日常診療の際、甘んじてより楽な方に進んでいたように思います。自分に厳しく、そして患者さんfirstの診療をするための心意気というものを得ることができたのではないかと感じています。

カンボジア ボランティア 医師

▼苦労したこと

紙カルテの書き方や、エコーの技術的な面です。甲状腺疾患や感染性の膿瘍の診察をすることが多く、日本での一般外来で患者さんが訴えていることとは異なることが多い印象です。ですが、現地の医師を含めてスタッフの方が丁寧に教えてくださったので心配はいりません。

カンボジア ボランティア 医師

▼参加前のイメージと実際との違い

参加前は食事への不安がありましたが、現地での食事は給食センターで作られたものが支給されていました。肉料理を中心に日本人の口に合うものでしたので安心しました。

▼今後の参加者へのアドバイスと、参加を迷われている方へ一言

参加前は医師といえど研修医の自分に何ができるのだろうかという不安がありましたが、全ては自分次第であり積極性を持って望めば外来診療や手術など役に立てることはたくさんあると思いました。

カンボジア ボランティア 医師

▼その他

紙カルテは英語で記載しなければならず、スタッフ間の会話は英語です。
そこは留意する必要があると思いました。

カンボジア ボランティア 医師

短期ボランティア 初期研修医 大津 裕介様
参加期間:2020/1/6~2020/1/10