参加者の声

長期・短期ボランティアや研修に参加されたみなさまの声をお届けします。

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2025.01.14

一年半の青春物語

▼ジャパンハートでの活動地(国内・海外)を教えて下さい

国内は山形県の新庄徳洲会病院で活動しました。
海外は主にカンボジアとラオスで活動し、1週間ほどミャンマーの手術活動に参加させていただきました。

▼ジャパンハートでの活動期間

国内外含めて、一年半になります。

▼活動内容を教えてください

国内では、看護師確保や病院や地域の魅力を発信し、どうやったら看護師が定着するのか考え活動していました。
カンボジアでは、隣接する病院とジャパンハートの病院の連携や関係性作りをメインに活動していました。
ラオスでは、手術ミッションを行うためのマネジメント業務を行っていました。

私はジャパンハートで活動する前は、医療者のみが活動している団体と思っていました。
実際に活動すると、本当に色々な職種の方が(非医療者も含めて)活動されていて、私たちも活動できているのだと感じました。

▼ジャパンハートの活動に参加を決めた理由を教えてください

日本の看護師免許で海外で医療行為ができるというのは大きな魅力でした。

▼参加までのハードルや、解決するべき課題など(仕事・お金・家族の説得など)

家族とは一度きちんと向き合った方がいいのかなと個人的には思います。
家族にもしも何かあったときにはすぐに帰ることはできません。遠いので、、、。
その中で自分がやりたい環境、挑戦したいことならいいと思います。
また、自分で決めるということが大切だと思いました。
もちろん楽しいだけではないですが、辛い時とかに自分で決めたことなら頑張れるという気持ちにもなれると思います。

▼言語・価値観が違う現地の方々、また駐在している日本の医療者との活動で困ったこと、また工夫などありましたら教えて下さい

何事も現地のやり方を否定しないこと。日本スタイルを押し付けないことが大事だと思います。
そうなったのには、現地の理由があると思います。それもわからずに否定から入るのはよくないと思います。
一回立ち止まって、自分に置き換えることは意識して取り組んでいました。
現地の仕事を取らない、自己満足にならないというのも気をつけていました。

▼現地で医療をする楽しみ、醍醐味はなんですか?

根本的な看護の形はどこの国も同じだともいます。
ただ、日本人看護師には新鮮であっても、現地の看護師からしたら当たり前のことであったりもします。
生まれた環境や文化、言語は違いますが、でも根本的に患者を思う気持ちが同じであり、同じ方向を向いて看護するというのは素敵だなと思います。

▼活動地での忘れられないエピソードがあれば教えてください

自宅で亡くなられた患者の家族が病院に来て、「最後自宅で過ごすことができてよかった」と声をかけてくれた家族がいました。看護師という仕事がもっと好きになりましたし、出会えてよかったと思える看護師になろうと改めて感じました。

▼帰国後はどのような活動をされますか?(される予定ですか?)

帰国した後も、またラオスに戻ることに決めました。
自分の経験だけで終われば十分でしたが、活動を継続させること、組織の一員として活動するという意味ではもっと長く活動したいという思いになりました。

▼今後の参加者へのアドバイスと、参加を迷われている方へ一言お願いします

人生一度きりという中で、行動することが大事だと思います。
普段出会えない方達と出会い、志高い人たちと一緒に活動することで、自分の人生や価値観についても考えさせられました。
みんなで支え合いながら、時にはぶつかりながら青春の日々が必ずあると思います。
本当に青春と呼べる日々が待っています。

看護師
根釜 宏平