VOICE

▼はじめに
ジャパンハートHPには国際医療の現場で活躍するメディカルチームである看護師・助産師・医師・コメディカルスタッフの日々の医療活動や生活、葛藤や感動を綴ったブログがあります。
私も渡航前、このブログを読んでこれからのカンボジア生活を想像し心の高揚感を覚えた記憶があります。

私は渡航後、団体広報担当者から頼まれもせず自主的にブログを書き始めました。渡航後1年でHPにまだアップされていないストック分も合わせると24本のブログを書き上げ、とりあえず活動期間2年間のうち、1ヶ月1本ペースで24本が私の個人的目標だったので1年で目標達成しました。
今回、目標達成を機にこれまでのブログの内容について振り返ってみたいと思います。

▼執筆内容について
ブログはあくまで個人的な経験や感想を基に記録する日記のようなもので、そこには個人の置かれた環境や遭遇した出来事が主観的に盛り込まれ、SNSにおける情報発信の道具として利用されます。
私が発信した内容は大きく分けて、現病院での業務に関することが6本、業務以外の院内活動に関することが8本、自身の院外活動に関することが5本、その他日常生活から自身が感じたことが5本の計24本を書き記しました。

現病院での業務に関することは、現病院がシステム化されていないアナログ時代の病院検査室を想像させることを日本の検査技師の方であれば感じ取ってもらえたのではないかと思います。そして少ない検査項目ながら日本で培った経験がこの開発途上国の病院で検査技師として貢献できている現状を、私のあとに続くボランティアの方へのいいモデルになっていると思っています。

業務以外の院内活動に関することは、検査室からの情報発信や院内感染対策委員会などの他部門への積極的参加、そして医師・看護師向けレクチャーなどのスキルアップのための取組みを紹介し、現病院での検査室の存在をアピールした内容となっていました。
院外活動についてはボランティアゆえの自由度の高い活動で特に制限されるわけでもなく、自身の積極性さえあれば日本とカンボジアとの国際交流に発展し親密な関係の構築が2国間の相互理解につながることを紹介しました。
その他の日常生活から自身が感じた内容は、ともに活動する日本人ボランティアさんの奮闘ぶり、カンボジア人技師さんを通してみる日本の卒後教育のすばらしさ、そしてゴミ拾いを通して感じる日本の環境美化への意識の高さなどを紹介しました。

臨床検査技活動報告㉙ これまでのメディカルチーム医療者ブログ執筆内容について
メモ書き

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休日の執筆

▼今後について
自身の目標を達成したからと言って今後ブログ更新をやめるつもりはなく、カンボジアの地で展開されるボランティア活動について思うがままに書き続けようと思っています。
それが今後国際医療ボランティアを考えている検査技師の方がいれば、私のブログを目にすることで少しでも海外での活動イメージの一助になれば幸いと思います。

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ジャパンハートこども医療センター
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森 三郎