VOICE

山形県新庄市にある、新庄徳洲会病院で11月から4月までの６ヶ月間勤務させて頂きました。まだ新しい環境に慣れないうちに雪が降り始め、あっという間に雪国の景色に変わっていきました。今まで住んでいた場所では考えられない冬の景色に驚きと、その美しさに感動しました。

新庄徳洲会病院は、一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟、障害者病棟を持つケアミックスの病院です。
私が配属された病棟では、入院患者の対応数も多く、また、検査や手術を受ける患者さん、超高齢で認知症や介護度の高い患者さん、リハビリ目的の患者さんなど様々な方が入院していました。

初めての転職ということや、人見知りな性格であることから、新しい職場で働けるだろうか、新しい環境で生活できるだろうか、ほかにもたくさんの心配事をかかえながら勤務が始まりました。
私が勤務させて頂いた病棟では、常勤看護師の他に、派遣看護師や、グループ内応援の看護師が入れ替わりで来たり、ジャパンハートのメディカルチームのスタッフも働いていました。様々な立場の看護師が協働しており、そのような環境だからこそ、新しく入ってきたスタッフに対しても、積極的に声をかけてくれてフォローしてくれました。いろいろな経歴の方とお話しする機会が多くあり、それも私にとってはとても刺激的でした。

患者さんやスタッフとの関わりの中で、思うようにできない自分にもどかしさを感じたり、自分自身の課題と向き合って悩む日々でしたが、それを支えてくれたのも、患者さんや病棟スタッフ、ジャパンハートのスタッフとの関わりでした。
それぞれ異なる環境で仕事や生活をして来た人たちと、新庄徳洲会病院で出会い、その後もいろいろなかたちで交流が続いていますが、そのつながりを大切にしていきたいなと思います。
また、以前の職場の同僚や、友人、家族の存在の大きさに改めて気づき、いろいろな人たちに支えられている中にわたしはいるんだなと実感した半年間でした。出会いや経験の中で感じた思いや、学んだことを持って、海外での活動に参加したいと思います。
これから先にわたしと出会う患者さんや、仲間、周りの人たちに良い影響を与えられるような人になりたいなと思うので、看護師としても人としても成長するための努力を続けていきたいと思います。

勤務最終日は、満開の桜と病棟スタッフが送り出してくれました。半年間大変お世話になり、感謝しています。

看護師
宮永葉月