VOICE

中学生の頃から目指してきた国際看護師への挑戦としてジャパンハートのメディカルチームの活動に参加し、2025年8月から2026年1月までの半年間、沖永良部徳洲会病院で活動しました。
途上国を目指す私が、離島で学んだこと
「途上国で女性や子どもたちの命を守りたい。」そんな想いから、私はこれまで看護師として産婦人科や小児科での経験を積んできました。

しかし、活動先は島唯一の総合病院、診療科の垣根はなく24時間患者さんを受け入れています。離島であるがゆえに時には島外搬送という手段も珍しくはありません。そんな環境の中で活動するにあたり、成人病棟の経験がない私にとってジェネラリストとしての幅広い知識や技術力が求められることは大きな壁でした。

そのため、入職当初は自分の無力さに何度もくじけそうになり弱音を吐きたくなる日もありましたが、周りを見渡せば単科での経験しかないスタッフも多く、それでも互いに支え合い業務を遂行していました。そんな姿に影響を受け、「周りに頼る大切さ」を学びました。

これまで頼るということが苦手だった私は悩みや困り事を周囲に発信することが自分自身の課題だと見出すことができました。だからこそ、活動の中で1番に感じたのは協力し支え合うことのすばらしさです。

経験豊かで優しくも強くパワフルな常勤スタッフたちに、各地から集まった応援ナースたち。スタッフ同士の仲も良く活気にあふれた病棟では「大丈夫?何かできることはある?」そんな言葉を自然に掛け合う環境に、私は何度も助けられていました。
途上国を目指す私が、離島で学んだこと
かつては一匹狼のようにすべてできて当たり前と意固地になったり高い目標を設定してしまいがちでしが、離島医療を経験し協力しながらみんなで成し遂げる医療体制のすばらしさを学びました。そして、出来ない自分も「わたし」、と自分自身を受け入れられるようになりました。周りの支えがあったからこそ、辛いことも何度も乗り越えることができ、未知なものへ挑戦する勇気をもらったようにも思います。

また、沖永良部島での生活は毎日が本当に楽しかったです。

休日は同僚とドライブへ行ったり、朝日を見ながらウクレレを弾いたりしていました。島ならではのケイビングや三線・ジャガイモ農家のお手伝いなどにも挑戦してみました。地元の方々の優しさにも触れ、そんなひとときが癒しとなり仕事に対する大きな活力となっていました。
途上国を目指す私が、離島で学んだこと
地域の方々や患者さんとの関わりを大切にしたことで仕事中には「あなたが担当で本当によかった、あなたの優しさは格別」という声をかけていただくこともあり、日々の関わりの中で、目に見える傷のケアだけでなく心を救う医療の大切さを改めて実感しました。
途上国を目指す私が、離島で学んだこと
ここで過ごした時間・すべての方との出会いは今後の海外活動へ大きな勇気を与えてくれました。このかけがえのない経験を糧に、「すべての人が生まれてきて良かったと思える世界の実現」に向けてこれからも変化を恐れず様々なことに挑戦していきたいと思います。

看護師
杉山 みな子