VOICE
新しくなった薬局の現場から
アジア小児医療センターが開院して4カ月が経過しました。
日々のルーティンが定まり、少しずつ病院が軌道に乗り始めたのを実感しています。
今回は、みんなで協力して作り上げた新しい薬局について、ご紹介させていただきます。
①電子カルテの導入
手書きだった処方箋が、電子カルテの導入によりシステム化されました。在庫管理との一元化により、より確実で効率的な業務の実現を目指します。また、薬局にいながら患者さんの情報を得ることができるようになりました。新しいシステムにすぐに順応してくれたのは、聡明で頼もしいカンボジア人薬剤師のロッタ。彼らと共に、より質の高い医療をカンボジアで多くの患者さんへ届けられるよう、進化を続けていきます。

②外来患者さんの急増
開院当初は30枚程度だった外来処方箋が、多い日には100枚を超えるようになりました。年末には新メンバーのニタが加わり、早速大活躍してくれています。なお、私が患者さんにお薬をお渡しするときにはクメール語の通訳さんの協力が必要であり、処方が増えるほどカンボジア人薬剤師たちに負担がかかってしまう状況を申し訳なく思っていました。しかし、「忙しいけれど、この素晴らしい病院を多くの方に知ってもらえたことは、とても嬉しい!」と笑顔で話してくれた現地薬剤師のラビー。一人一人の頑張りと愛が、この素晴らしい病院を構成しています。

昨年10月より活動に参加し、残された任期も半年と少しとなりました。
カンボジアで薬剤師をする――この貴重な機会と恵まれた環境を、どのように活かし、現地の方々のために何ができるのか。多くの人々との関わりの中で考え続けながら、行動していきたいと思います。
カンボジアの若い薬剤師たちの成長を、これからもあたたかく楽しみに見守っていただけると嬉しいです。

薬剤師
河野 なるみ
