VOICE

海外ボランティアにも参加いただいている看護師さんから喜界徳洲会病院での体験をレポートにまとめていただきました。

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喜界島に来て早くも3ヶ月が経ちました。
ここへ来るまでは名前も知らなかった小さな島。
小さいけれど人の温かさや綺麗なものであふれている島。
ここでの暮らしは毎日が楽しく、人や自然に癒されながら過ごしています。

私は2024年の8月まで1年間、ジャパンハートの看護師としてカンボジアでボランティア活動をしていました。
帰国した後、自分のやりたいことやなりたい看護師像とはなんだろうかと考え、世界の最貧国ともいわれるアフリカに足を運んでみたり動物と関わるお仕事にも挑戦しました。

いろんな世界を知りたい、さまざまな経験を積みたいと考える一方で、私はやっぱり看護師という仕事が好きで、より看護の幅や知識を広げるためにも日本のことや医療について振り返る時間がほしいなと感じるようになりました。そんなとき、前から気になっていた離島医療に挑戦したいと同時に、看護師としていろんな患者さんをみれる総合力をつけたいと思い、喜界島唯一の病院、喜界徳洲会病院で6ヶ月間勤務させていただくことになりました。

最初は人手不足の中でたくさんの患者さんを受け持たなければならない現状に戸惑いもありましたが、どんなに忙しくとも優しく教えてくださる先輩方のおかげで1ヶ月ほどすると業務にも慣れ、少しずつ私のやりたい看護ができるようになってきました。

この島の看護師さんだけでなく患者さんやご家族もみな優しく、
「どこから来たの?●●●(場所名)?はげ〜よくまた遠いところから。ありがとうねぇ、頑張ってね」
と声をかけてくださいます。看護師と患者さん、患者さん同士でも親しくされている方が多く、聞いてみると同じ集落に住んでいたり昔からの知り合いだったりと、小さな島だからこそ人との繋がりを大切にされているのだなと感じます。

島では農業を仕事としている方が多いためか、力仕事で腰部圧迫骨折や転倒で大腿骨や膝を骨折して運ばれてくる方が多いのですが、治療・手術後のリハビリでは患者さん同士で励ましあったりお話をされている場面をよく見かけ、そんな光景にほっこりします。どこか、カンボジアで患者さんと家族が一緒に過ごしていた様子に似ているようにも感じ、海外に行ったあとだからこそ新たな視点で離島医療や島の暮らしに触れることができています。

海外とも共通する部分として感じるのは、”限られた資源や環境の中で最大限の治療を行う”ということ。
離島では使える薬や輸血も限られているし、医療者不足も顕著で、医者も看護師も応援スタッフが半分以上を占めています。
台風が来たり霧が強いと飛行機が飛ばず、物資が滞ったり停電が続くこともあります。

中にはショック状態や呼吸不全でAラインや人工呼吸器を使用するような重症な患者さんも入院してくることがありますが、まずはここでできる最大限の治療・看護を行い、それでも回復が見込めない場合は奄美大島や鹿児島へドクターヘリで搬送しています。

私が働く一般病棟にはさまざまな疾患や重症度の方が入院していますが、ここで働く看護師さんたちは何の疾患でも対応されてきたからこそ幅広い知識や経験があり、患者さんに今何が必要かアセスメントし行動する力や強さがあるのだと思います。そんな尊敬できる先輩スタッフや、いろんな経験をしてきた個性豊かな同期たちに恵まれて日々のびのびと働くことができています。

ここではやり方を否定されることがほとんどありません。患者さんへの看護のためなら何でもトライできるし、自分で考えて看護に繋げたり、他のスタッフのいいところを吸収したり、自分が成長する機会もたくさんあります。小さい島の病院だからこそ師長さんや看護部長さん、院長とも話しやすく、とても居心地が良い環境です。まだ3ヶ月が経つところですが、手術室見学や訪問看護への同行、療養病棟でのレクリエーションなどに参加させていただきました。救急車に乗りドクターヘリへの搬送にも同行させていただく機会があり、地元ではできなかった経験がたくさんできています。

仕事だけでなくプライベートでも充実した日々を送っています。
初めてのSUPをしたり、ダイビングのライセンスに挑戦してみたり、病棟の同期たちとBBQや花火やスイカ割りをしたり、島のライブハウスで島唄に浸ったり、ゴマやパパイヤの畑仕事を手伝いに行ったり、ふらっと奄美大島へ遊びに行ったり…。
都会と比べてお店は少ないけれど、Amazonの宅急便は使えるので何でも注文できるし、毎日きれいな海やサトウキビ畑や星空を堪能することができるし、無いなら無いなりに自分たちで楽しいことを考え作り上げることができます。

島の人たちはイベント好きで、音楽ライブが毎月あるほか夏になるとソーメンを取り合うユニークなお祭りもあるそうで、島での夏遊びがとても楽しみです。

まだまだ喜界島の魅力を伝えきれませんが、とても良いところなので皆様ぜひ一度は足を運んでみてくださいね。
きっとこの島に住みたくなること間違いなしです。

喜界徳洲会病院_仲間
喜界徳洲会病院

喜界徳洲会病院_ドクヘリ
喜界徳洲会病院_SUP

看護師 M.H

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2026年1月よりRIKAjobでは、全国の離島やへき地(登録医療機関あり)の医療機関で働き、経験を積みたい看護師と病院をつなげています。地域の医療に貢献しながら、自分自身と向き合える機会をを希望される方は、お気軽にご相談ください。
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