先月、山形県の新庄徳洲会病院での国内活動を終えて、ついに今夜にミャンマーへ出発します。
出発日も、フライトも決まってスーツケースにパッキングもしているのに、本当に私ミャンマーに行くんだ、と今でも信じられない気持ちになります。

数年思い続けたジャパンハートの海外活動が目前に迫り、楽しみな気持ち、緊張、期待、不安、怖さ、、毎日色々な感情が入り混じっています。

自信がないこと、準備できていないこと、心配なことを考え始めるとキリがありません。
英語も自信がない、現地のスタッフや患者さんとコミュニケーションはとれるかな、海外に長期間住んだことがないため生活環境は大丈夫か？体調は崩さないか、手術の経験もないし、やろうと思っていた勉強もやりきれてない、あれもしとけばよかったこれもしとけばよかったと。
考えてみると、数年前にこのコースへの参加を迷い一歩踏み出せなかったときと同じ内容でした。
あの頃、悩んで悩んでそれでもやっぱり参加に踏み出したのは、不安に思うこと全て取り除いて考えた時にシンプルに私のやりたいことだと思ったから。
不安になった時こそ、参加前に悩んだ末に決断した時の思いが、今の私の背中を押してくれる気がします。

2年前にジャパンハートの国際看護師研修への参加を決心し、以前勤めていた病院を翌年に退職しました。私にとって、研修への参加は一大決心でした。とにかく、悩んで足踏みしている期間が本当に長かった。悩んでいた時が嘘みたいに今は迷いはありません。

私のやりたいことってなんだろう？このままでいいのか？変わりたい、成長したいと漠然とした満たされない気持ちがあり、考え続けた約3年間。あるとき母に、生まれ変わったら何になりたい？と聞かれ、迷わず「海外で看護師として働きたい」と答えた私。「生まれ変わらなくても今から出来るよ。」そう母に言われてハッとしました。自分のやりたいことって何か新しいことへの出会いを想像していたけれど、私のやりたいことは自分の憧れの中にあったのかもしれない。自分が本当に心からやりたいことなのかはやってみたいと分からない。そう思い、今に至ります。

私は誰にやらされているわけでもなく、自分で参加することを選択し、自分で一歩踏み出すことを決めたんだ　そう思う度に、この時間や機会を自分の努力で価値あるものにしたいという思いになります。

今しかない、これからの1年という期間を噛み締めながら、この機会と支えてくださる周りの方への感謝を忘れず、実りある時間になるように目の前のことに精一杯に取り組んでいきたいです。

いってきます。

kai