メディカルチーム医療者ブログ

国際医療の現場で活躍するメディカルチームの看護師・助産師・医師・コメディカルたちが
日々の医療活動や生活、葛藤や感動を綴ったブログ

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看護師

2025.03.07

ラオス小児がんプロジェクト

私は現在、ジャパンハートラオスで活動しています。
ラオスでは主に、小児がんのプロジェクトに関わらせていただいています。
私は「小児固形がん周手術期技術移転プロジェクト(以下、小児がんプロジェクト)」のパートナーである国立こども病院の看護師を対象に、レクチャーを実施しました。

今回のテーマは、術後合併症についてです。

レクチャーのスライドを準備するにあたり、ラオス人スタッフにたくさん助けられ、考え方や意見など、とても参考になりました。
例えば、レクチャーの内容にしても、日本人とラオス人では受け取り方や、考え方が少し違います。どうやったら相手に興味を持ってもらうか、ラオス人スタッフの意見がとても参考になりました。

実際、最初に私が作成した内容はラオスでは必要とされていない内容で、結果的にスライドを作り直しました。
ラオスで活動している以上、ラオスの文化や背景などを知ることも本当に重要だと日々感じています。実際にレクチャーを行うには、ラオス人スタッフの協力が必要不可欠です。参加者全員が理解できるようにラオス語に通訳してくれています。今回は、内容が盛りだくさんということもあり、最後は声が枯れるぐらい通訳も頑張ってくれました。

ジャパンハート メディカルチーム 看護師

国立子ども病院のスタッフからも、日頃行っている看護技術についての質問などがありました。
私もまだまだ勉強不足で、新しい学びもありました。私自身も国立こども病院のスタッフと一緒に学んでいきたいと改めて感じました。

今後も引き続き、手術活動に向けたレクチャーを実施していく予定です。生まれた環境や文化、言語など違いはありますが、でもやはり根本的に患者を思う気持ちは皆同じであり、このプロジェクトに関わるすべての人が同じ方向を向いて日々活動しているのだと感じています。

ジャパンハート メディカルチーム 看護師

現在、私はラオス小児病院で活動させていただいています。
ラオス小児病院のスタッフが、私を快く受け入れてくれて本当に感謝しています。活動すればするほど、本当に心の底から一緒に活動したいと思うようになりました。たくさん壁にぶち当たる時もありますが、明るい未来を想像して、みんなと一緒にこれからも進んでいければと思います。

今後も私たちの活動を見守っていただければ幸いです。

ジャパンハート メディカルチーム 看護師

ラオス看護師
根釜宏平

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