メディカルチーム医療者ブログ

国際医療の現場で活躍するメディカルチームの看護師・助産師・医師・コメディカルたちが
日々の医療活動や生活、葛藤や感動を綴ったブログ

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医師

2024.12.25

休日の過ごし方 -後半ver.-

※休日の過ごし方-Ver.1- はこちら

マッサージの後はイオンモールに行きました。
プノンペンには大きなイオンモールが3つあります。

日本のイオンモールとほとんど同じで、まるで日本にいるかのような錯覚に陥りました。
食料品、日用品、衣服、家電、お土産まで何でも揃います。

なんと、DAISOもあります‼︎ 100円均一ではなく、1.9$均一なのでやや割高ですが(笑)

ジャパンハート メディカルチーム 医師

ジャパンハート メディカルチーム 医師

イオンのスーパーでは日本食も入手可能です。イオンのプライベートブランドであるトップバリュが購入できるので、日本のお菓子や食材や調味料なんでも揃います。
ジャパンハートの病院の周辺では日本食を手に入れることは難しいので、イオンを訪れた際はまとめ買いをしています。

ジャパンハート メディカルチーム 医師

また、イオンモールの一部をお借りして、ジャパンハートが献血イベントを開催していたので訪れました。
カンボジアの輸血事情については、「カンボジアの限られた医療資源(こちら)」で少し触れました。

カンボジアでは血を抜かれることに対する恐怖心があること、また献血の必要性について十分な知識が広がっていないことから、献血は日本のように一般的ではありません。
そのため、カンボジアでは献血が常に不足しており、輸血センターでは輸血は献血と引き換えにもらえる形です。

輸血が必要な患者さんがいたら、患者さんの家族や親戚など、献血をしてくれる人を輸血センターに連れて行き、そこで献血をすると引き換えに輸血パックをもらってくることになります。
しかし、小児がんの子どもたちは治療の副作用で頻繁に輸血が必要な状況です。
家族や親戚、スタッフからの献血には限界があります。

そこで定期的に献血イベントを開催し、ジャパンハート子ども医療センターで使える輸血を増やしています。

献血イベントの参加者は、若い世代が多かったです。
若い世代を中心に、少しずつ献血に対する恐怖心が薄れていること、献血の必要性について知識が広がってきていることを実感しました。参加者は少し誇らしげに、献血後の写真を撮っている人が多かったです。

日本では簡単に入手できる輸血製剤も、カンボジアでは個数や期限を意識して使うようになりました。
医療資源の限られた環境ですが、その分たくさんの人の協力で成り立っています‼︎

医師
入澤 里桜

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