ミャンマー
2019.05.07
病気と闘う子どもたちに日本の心と魂を届ける 〜ミャンマー専門医療プロジェクト〜
「どっこいしょ〜、どっこいしょ🎶」
「ソーラン ソーラン!」
点滴に繋がっている子、鼻からチューブを入れている子、ギプスを巻いている子…
それでも目をキラキラさせながら、ソーラン節のリズムに合わせて、みんな汗だくになりながらも手を叩き一生懸命に歌っている。
その側では、その様子を笑顔で見守りながら、親兄弟も一緒に日本の歌に合わせて声を出す。
そんな会場内は活気で溢れ、熱気でムンムン。
あれ…ここはどこだったっけ?!
そう、これはミャンマー国内の子ども専門病院。
4月29日〜5月6日にかけて、ミャンマー国内の3ヵ所の子ども専門病院に、病気と闘う子どもたちや家族に日本の心と魂を届けるために、気温が40度を越える1年で一番暑い今のミャンマーに、日本から熱い熱いプロのパフォーマー集団がやって来ました!
その名も心魂(こころだま)プロジェクト。
https://www.cocorodama.com/活動レポート-ミャンマーツアー/
実はミャンマー公演は今回で3回目になります。
今回のテーマは…ずばり『世界旅行🛩』
普段は病院や家の中で過ごし、自由に旅行したりすることは難しい子どもたち。
そんな子どもたちが地球儀の中から自分で行きたい国を選び、それぞれの国の歌やダンスを一緒に楽しみます。
「選びたいひと〜?」の問いかけに、「はい!」「ハイ!」と普段は控えめなミャンマーの子どもたちからたくさんの手が上がってびっくり。
ミャンマー→アメリカ→オーストリア→メキシコ→日本→フランス→アフリカ…といった感じで、みんなで素敵な世界旅行を楽しみました。
まだまだ課題も多く、厳しい状況にあるミャンマーの小児医療。
廊下にまで所狭しと並んだ子ども用ベットに横たわる子どもたちと、病院の廊下や中庭で生活しながら付き添う家族たち。
一瞬でもその辛さや苦しみを忘れて楽しみ、遠く日本からもこうやって自分たちを熱く想ってくれている人たちがいることを知り、治療に励んで病気に打ち克っていって欲しい。
医療の届かないところに、医療を届ける。
これはまさに、心に届ける医療。
「ありがとう!」「また来てね〜」満面の笑顔でそういってくれた子どもや家族の笑顔が、その威力を証明しているようでした。
また来年も、こんなみんなの笑顔が見られるといいな。
そして、この活動を全面的にサポートしてくださった戸沢暢美財団様にも感謝しております。
http://www.tozawazaidan.com
ミャンマー専門医療プロジェクト
河野朋子