カンボジア
2018.11.05
Japan Heart CambodiaにTOYOTAがやってきた!
活動レポートでははじめまして!です。
ジャパンハートこども医療センターでChief Administratorとして活動しています山下です。
私、ここで活動を始めて早1年と3か月が経過しました。
はじめは医療者でもない自分が、しかも日本では年に数える程度しか行ったことのなかった病院でどんな仕事ができるのだろうか と考えていました。
が、ここで活動をしていくうちに、「素晴しい病院」は、医療者だけが素晴しくても、事務方だけが素晴しくても成り立たない、お互いに絶妙なバランスで支えあうことこそが大切であり、非医療者である自分がここにいる意味があると感じるようになりました。
医療者と非医療者、2つに分けるとかなりの差があるように感じますが、仕事は複雑に絡み合っているので、医療者が自分を信頼して、ここは任せたって思ってもらえることがうれしかったりするんですよね。
さて、前置きが長くなってしまいましたが…。。
先月より1か月半、トヨタの職員3名(トヨタ自動車株式会社の日本人2名、TOYOTA (CAMBODIA) CO.,LTD のカンボジア人1名)とジャパンハートの協働によるTPS(トヨタ生産方式 Toyota Production System)を用いたKAIZEN プロジェクトが開始しました。
TPSとはトヨタの工場で生まれた、無駄をなくして生産効率を高めるという考え方です。
病院では患者さんがより短い時間で診察を終えて帰宅できるようにするため、どこで時間がかかっているかを調べ、どうしたら短縮できるかを考え、来院~帰宅までがスムーズに流れるようにしていきます。
KAIZEN活動を開始する前に行ったキックオフイベントでは、ジャパンハートカンボジアのスタッフをはじめ、ジャパンハートと連携している病院(ポンネルー病院)の院長・受付リーダ
ー・薬局リーダーに参加していただき、TPSの基本となる5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を学ぶために作業順序のワークショップを開催しました。
その後、実際のKAIZENは、ジャパンハートの病院に来るすべての患者さんの受け付けをはじめに行っているポンネルー病院から活動しています。
現在のポンネルー病院の現状
私たちも、TOYOTAの皆様からいただいたものを、きちんと現地スタッフに落とし込めるようスタッフの教育を行っていきたいと考えております。
山下