活動レポート

ジャパンハートはアジア3カ国と、大規模災害などで無償で医療支援をしています。

ラオス

2019.02.15

ジャパン・ハートで学んだこと

パリンャ・ケンマラート(ニックネーム:トゥー):日本語・英語・ラオス語通訳者/フィールド・オフィサー

僕は「コミュニティー・サービス(社会奉仕)」と言う考えから自分のモチベーションを上げてジャパン・ハートで働くことになりました。自分のコミュニケーション・スキルを活かして医療活動に参加し、健康に問題のある人々を助けることができます。農業ビジネスが専門の僕は、自分の専門外であるの医療の仕事をするなんて思いませんでした。「よしっ!頑張ってみる。新しい自分に挑戦してみよう」と思いました。けれども、ジャパン・ハートで仕事を始めてみると、自分がそこまで無知ではないって気づいて、研究的な観点から、農業ビジネスと医療を関連づける方法を見つけました。

国際医療ボランティア ジャパンハート ラオス

「好奇心」、僕は医療に関しての見聞を広げるために、日本から来るお医者さんたちとラオスのウドムサイ県病院のお医者さんたちとコミュニケーションをとって、体系的な考えをもつことができるようになりました。そして、ラオスの公衆健康問題の一つである甲状腺に対して、因果関係も理解できるようになりました。ラオスの甲状腺の問題の原因は、ヨード不足が要因といわれています。ラオスの多くの地域で生産される塩は、ヨードが15mg/kgしかありません。なぜなら、ラオスは内陸国なので、ヨードを十分に含んだ塩を作ることが難しいからです。ラオスの塩の生産者は、品質のよい塩を作るために、ラオスでの農業ビジネスを発展させようと頑張っています。しかし、品質のよいヨード塩の製品を作るには、材料の輸入にたくさんお金がかかることが大きな問題です。

国際医療ボランティア ジャパンハート ラオス
(Source: http://www.thyroid.org/wp-content/uploads/professionals/education/IDD_NL_Feb15.pdf)

最後に僕が言いたいことは、ジャパン・ハートで働いている間に色々なこと学んだと言うことです。日本人のお医者さんと看護師さんたちが医療のことを教えてくださったり、ラオスのスタッフの先輩たちが働き方教えてくださったりしました。加えて、自分の専門と関係があることも勉強できました。また、同じラオス人でも違う文化的背景を持つスタッフがいたり、様々な意見や勉強のし方をもつ日本人がいたり、そのような知的な人たちと出会えてよかったです。ジャパン・ハートで僕らは共有し、ケアし合い、学び合い、共に働きます。

国際医療ボランティア ジャパンハート ラオス
『Sharing is Caring.』

PK, 2019年2月15日、ラオス