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現在、3カ国で医療支援を行っており、
年間2万件の治療を無償で提供しています。
カンボジア
面積 | 18.1万平方km(日本の2分の1弱) |
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人口 | 15.7百万人(2017年国連統計) |
首都 | プノンペン |
民族 | カンボジア人(クメール人)が97.6% |
言語 | カンボジア語 |
宗教 | 仏教(一部少数民族はイスラム教) |
カンボジアで生まれる100人に約2人の新生児は、1歳の誕生日を迎えることができません。新生児死亡率は1,000妊娠あたり15人(2016年world bank)で、アセアン諸国の中でミャンマーに次ぐ高い数値です。妊産婦死亡率は10万人あたり161人(2016年world bank)。妊産婦のための専門医療機関へのアクセスは相対的に低く、伝統的産婆の介助を受けての自宅出産も残っています。産後ケアには寝ている母子を下から煙でいぶすという「アンプルーン」といわれる伝統的な風習も地方には根付いています。
現在、カンボジアの農村部では住民の約半数が18歳以下のところも多く、彼らの経済的・社会的な福祉問題が非常に懸念されています。また、子どもや女性の立場を改善するための課題は、いまだに多く残されています。
HIV/AIDSの流行は比較的遅れて始まりましたが、その後急速に進み、東南アジアで最もその影響を受けている国の一つとなりました。
カンボジアは、1990年代から入ってきた各国の政府団体やNGOの支援もあり、少しずつ復興を遂げてきていますが、この国の人たちが自らの国を背負って立つ、自立を目標に歩むべき時が到来していると言えます。
地雷は我々の活動する地域にはありませんので、活動地において戦闘や地雷に巻き込まれる心配はありません。また現地には夜間ガードマンを配置したり、日中も宿舎にスタッフがいるよう配慮するなどセキュリティー対策はしていますが、現地での貴重品管理は自己責任のもとでお願いしています。また夜間の単独行動も控えるようにしてください。
渡航中の犯罪や事故、そのほか一切のトラブルは団体として責任を負いかねますので、それを承知の上、行動されるようお願いいたします。
2008年から始まったカンボジアでの医療活動。活動の場所は、田舎地域にある現地の提携病院を特定の期間だけ間借りして行ってきました。1年に数回の活動から始まり、2015年度には毎月2回の定期的な手術活動をするに至りました。しかし、自分たちの医療拠点を持たない活動のままでは、いくつかの解決困難な課題も出てきました。「患者さんにとって一番医療が必要な緊急時に対応ができない」「固定した拠点がないため、定期的な診療が必要な患者さんへ十分な対応が困難」「継続的、安定的な医療者人材の育成ができない」などです。
これらの課題を解決するため、現地の人々が安心して医療を受けれるように、そして、より多くの優秀なカンボジア人医療者育成のために、ジャパンハートは自分たちの医療拠点(病院)をつくることを決めました。
2015年9月に建設工事を開始。2016年5月に「ジャパンハート医療センター」として開院いたしました。
この病院ではカンボジアだけでなく、近隣諸国からも患者と医療者を受け入れて地域全体へ医療を届けるよう発展させていきます。
さらに2018年7月には、小児病棟を増設し、小児部門を新たに立ち上げ、小児がんの治療をはじめとした小児診療に取り組んでいきます。
ジャパンハート医療センターと小児部門は統合し、病院名は「ジャパンハートこども医療センター」として現在活動しています。
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