活動レポート

ジャパンハートはアジア3カ国と、大規模災害などで無償で医療支援をしています。

ミャンマー

2019.03.02

ワチェ慈善病院のセアマジ(師長さん)たちをご紹介します。

こんにちは。ミャンマーのアドバンスドナース加藤です。
数回のシリーズに分けて、一緒に活動しているミャンマー人スタッフの紹介をしていきたいと思います。

まず、最初に紹介すべきワチェ慈善病院のセアマジ(師長さん)たち!
Ma Zin MarとMa Thu Zarです。
Ma Zin Marは2007年、Ma Thu Zarは2008年からジャパンハートで働いています。
ジャパンハートがワッチェ慈善病院で活動を始めたのが2004年、活動当初から10年以上もジャパンハートを支え続けてくれている二人です。

ジャパンハート ミャンマー スタッフ
(左:Ma Thu Zar 右:Ma Zin Mar)

手術室師長のMa Zin Mar。普段は冗談を言ったり、いたずらをしてきたりお茶目なMa Zin Marですが、手術ミッションになるととても緊張感のある表情になります。10年以上ここでの手術ミッションを経験している彼女ですが「ミッション前はいつも心配だよ。緊張するよ。」と言います。師長がそんなMa Zin Marだからこそ、良い緊張感をもって手術ミッションが行われ、安全な医療が提供できているのだと思います。
余談ですが、Ma Zin Marは二人の子どもたちのお母さん。旦那さんともとっても仲が良く、女性としても憧れます…

Ma Thu Zarは病棟師長。ミャンマーでは術後の管理は看護師が中心となってやっています。入院している患者さんの術後管理はもちろんのことの生活背景、家族のことなどもすべて把握し、患者さんにとってどのような看護をしていくのかベストかいつも考えています。私はMa Thu Zarの創傷処置をするときの手元がとても好きです。すごく丁寧で、その手元から処置だけでなくすべてのことに対して丁寧に看護しているのが感じられるからです。

ジャパンハート ミャンマー スタッフ

私たちから見れば、二人は何でも知っているし、何でもできる。
でも二人は自分たちが知らないことと出会ったとき、人一倍メモをとり、質問をする…学ぼうとする意識の高さに敬服します。長年の経験と、このような日々の努力の積み重ねが二人を築き上げてきたのだなと思います。ミャンマー人も日本人も二人の背中をみて学び、こんな風に自分もなりたいと思うのです。いつも優しく私たちを見守り、背中で教えてくれる二人をとても尊敬しています。
いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

ミャンマーアドバンスドナース 加藤 まどか