国際長期ボランティア医師
【 ジャパンハートでは長期ボランティア医師を募集しています。】
貧困や医師不足にあえぐ途上国。日本国内の僻地離島。病気と闘う子どもたちのこころ。
そして大規模災害にあった被災地。ジャパンハートは、医療が届かない場所で失われてゆく「いのち」を一つでも多くつなぎとめるため、医療活動を行ってきました。
2018年6月には、カンボジアにジャパンハートの病院を開院、規模が拡大している現在、貧困や医師不足により医療を受けられないミャンマー、カンボジア、ラオスの人を対象とした医療活動を支えてくれる、国際長期ボランティア医師を募集します。
「将来は国際協力の道に進みたい」
「ずっと興味があったけどなかなか踏み出せなくて」という皆様も多いのではないでしょうか。
『医療人としての成長』とともに『人としての成長』ができるフィールドであり、今後の長いキャリアや人生を鑑みても大きなプラスの経験が得られる環境があります。
一歩踏み出し、国際医療の現場を支える仕事をしてみませんか。
募集要項
参加資格 |
*臨床初期研修終了者以上(専門科は不問です) *ジャパンハート会員登録者 *原則、短期ボランティア参加経験者 (詳しくは、ページ下部の「参加までの流れ」をご覧ください) |
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募集期間 | 随時 |
勤務期間 | 原則 6か月以上(応相談) |
費用について
▼以下は自己負担でお願いいたします
渡航費 | 日本〜活動地の往復 ※原則、活動開始時と終了時 |
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ビザ・ライセンス等申請費 | $500 |
海外旅行 傷害保険 |
参加者ご自身のお手続きのもと、海外旅行傷害保険に加入してください。 活動中の事故や疾病、または、活動に起因する活動終了後の疾病などは、ご自身が加入している保険により保障するものとします。 |
滞在費 | 食費 US$75〜100/月 |
現地医療活動費 | US$200/月(6カ月まで。7カ月以降はなし) |
その他の必要経費 | 感染症対策や、活動国の規定により必要となる検査代など |
▼以下は団体で負担します
交通費 | 活動に関わる活動地間の移動費(団体の依頼時に限る) 活動に関わる 海外における国内移動費 活動に関わる 日本国内移動費 |
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※自己都合において国内外を移動される際の交通費、ビザ代は自己負担です。
ボランティア活動内容
ジャパンハートが活動地としている途上国の村の病院で、外来診療・外科手術・病棟管理を行います。
小児科、内科から外科領域まであらゆる疾患を扱い、患者は子どもから大人まですべてを対象とします。
カンボジア
2016年に開院したジャパンハートの病院で、外来診療・入院診療・手術活動を行うほか、現地医療者への指導を通して国の未来につながる活動ができます。
2018年6月に開院したジャパンハートこども医療センターでは、小児がんの治療を提供すべく、スタッフもボランティアも一丸となって、新しい病院の運営体制作りに取り組んでいます。あなたもその一員になりませんか?
活動場所・宿舎 | カンダール州 ジャパンハートこども医療センター、公立ポンネルー病院 プノンペンから車で約1時間。 宿舎:病院から徒歩数分の宿舎で、スタッフと共同生活。 |
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活動内容 | ジャパンハートが運営する病院で、外来診療、手術活動、入院診療、現地医療者の指導を行っています。 |
参加できる活動の種類 | ◎診療科:小児科、小児外科、内科、外科、産婦人科、その他(形成外科、整形外科、耳鼻科など) ・ジャパンハートこども医療センターでは、小児科一般診療、小児外科手術に加え、小児がん(固形がん)の治療として化学療法、専門医を招いての手術を行います。 ・成人診療部門は隣接するポンネルー病院と共同して、外来診療(内科、外科、産婦人科などの総合診療)、入院管理、手術、周産期管理(妊婦検診・産後ケア)を行います。 現地医療者を指導しながら行っていただきます。 ◎定員:小児科、内科(総合診療科)、外科系、産婦人科 各2名程度。 ◎対象疾患:あらゆる疾患の患者さんが来院しますが、多いのは外傷、皮下膿瘍、鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、卵巣嚢腫、子宮筋腫、火傷、甲状腺腫、乳房腫瘍、皮膚疾患、心不全等です。 ① 外来診療:毎週月〜金曜日(土・日は急患のみ) 小児科、内科、外科、その他。超音波検査、X線検査、一部の血液検査が院内で可能です。 ② 手術:外科医が滞在する時期に行います。(外科系医師歓迎) ③ 周産期:助産師を中心に行っています。(産婦人科医歓迎) ④ 連携病院での活動:短期ボランティア中心に行いますが、長期活動医師にも参加いただくことがあります。 |
ミャンマー
ジャパンハート始まりの地。イラワジ川のほとりに立つ病院で、医療を行います。
手術期間は吉岡秀人医師も活動に参加します。
活動場所・宿舎 | ザガイン管区 ワッチェ慈善病院 (マンダレー空港から車で約40分) お寺が運営する病院の一部を間借りして、外来診療、外科手術、入院診療を行っています。 |
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活動内容 | ◎診療科:外科(小児外科、形成外科を含む)、内科、小児科、ほか ◎定員:若干名 ※専門科は問いません。 ◎活動内容:外来診療、入院患者診療、現地医師・看護師への指導。手術期間(1カ月に5日程度)は外科手術、麻酔管理なども加わります。 田舎の病院での出張診療・手術活動を行うことがあります。 ◎対象疾患:外来患者さんは外科疾患から内科疾患、小児から成人まで様々です。 手術は甲状腺腫、口唇裂、鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、火傷(植皮)など(一般外科、形成外科、小児外科) |
ラオス
地方の現地病院に出向いて出張医療活動を実施しています。
北部ウドムサイでは甲状腺疾患診療の技術移転をメインに活動しています。英語を使用した活動ができます。
活動場所・宿舎 | 事務所:ビエンチャン 医療活動場所:ウドムサイ県病院、パークグム郡病院、ビエンチャン 宿舎:事務所内。医療活動期間中は、現地ゲストハウスに宿泊 |
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活動内容 | ◎診療科:内科、外科、小児科 ウドムサイ:甲状腺疾患の外来診療、手術、現地人医療者の指導 パークグム:一般外科診療、手術、現地人医療者の指導 ビエンチャン:他病院での活動準備、専門医を招いての手術活動に参加(国立病院にて) ◎定員:若干名(甲状腺疾患の診療経験がある医師は特に歓迎) ◎多い疾患:甲状腺腫、甲状腺機能亢進症ほか |
※活動地の希望はなるべく尊重しますが、希望と異なる活動地となることや、年度の途中で移動して活動していただくこともあります。
ボランティア終了後の進路
- 日本の病院に従事しながら、ジャパンハートの小児がん患者と家族支援プロジェクトのサポートドクターとして活躍
- 日本の病院に従事しながら、ジャパンハート国際医療短期ボランティアして活躍(数回/年)
例)個人で参加、または所属病院から専門科医チームを率いて手術活動へ参加など - 自身で医療支援団体を設立
- 大学院へ進学(熱帯医学・公衆衛生学など)
現地で活動中の医師
カンボジア、ミャンマーなど各国で活躍している長期ボランティア医師をご紹介します。
カンボジア
神白 麻衣子
ジャパンハート理事 / ジャパンハート認定医 / Hospital Project Director / 総合内科・感染症内科
参加者の声
長期ボランティア医師に参加した医師の声をお届けします。
長期ボランティア医師として活動に参加して感じたこと
濱野 淳朗
必要な経験だと心から思ったなら『一歩を踏み出すこと』。そこからです。
進谷 憲亮
楽しい思い出しかない。優秀なスタッフとの出会いや学びはよい刺激になります。
岸 直子
医療が人を幸せにしている。その原点に触れられることが最大の楽しみ。
浅井 慎平
参加までの流れ
国際長期ボランティア医師 応募から参加するまでの流れについてはこちらから。
活動概要
ジャパンハートはアジア3カ国と、大規模災害の際に無償で医療支援をしています。